皆さん、こんにちは。PlusOnePointのHibikiです。
本日は、リーディングについて、その中でも特に出題率の高い True/False/Not Given (Yes/No/Not Given) の特徴と解答方法についてお話ししようと思います。
IELTSリーディングのほぼ毎回で出てくると言っても過言ではない True/False/Not Given。
このタイプの問題が苦手ですと、リーディングのスコアに大きく響いてしまいますので、しっかり克服をしておきましょう。
本記事の内容
- 1. True/False/Not Given の特徴
- 2. True/False/Not Given の解答方法
- 3. まとめ
1. True/False/Not Given の特徴
True/False/Not Given の特徴は以下の2つです。
順番通りに解答できる
基本的には、設問の順番通りに本文中に答えが出てきます。そのため、解答の位置の大まかな予測が可能です。
例えば、もしも3つ目の設問の答えとなる箇所が先に見つかった場合、その位置よりも前に1つ目と2つ目の答えが来る、というように考えられます。
英文の理解力が必要
しかし、穴埋め問題などとは違い、True/False/Not Given では、設問中の言葉(キーワード)などから本文の該当箇所が見つかっても、そこで直ちに解答できるわけではありません。
本文の意味を理解しなければ、設問の文が True/False/Not Given のどれにあたるかを検証することができないからです。
True/False/Not Given が難しいと言われる所以です。
2. True/False/Not Given の解答方法
さて、問題の特徴がわかりましたら、いよいよ解答方法です。
設問のキーワードを確認
IELTSのリーディングを解いていく上で、本文を読む前に設問のキーワードを抜き出しておくというのは、限られた時間で本文中の質問箇所を探し出し解答する上で必須です。
キーワードになりやすい単語は、以下のようなものです。
- 固有名詞(人名、国名など)
- 年号
- 数字
もちろん、通常の名詞や形容詞などもキーワードになり得ます。
設問において、本文で検証すべきポイントを確認する
キーワードが抜き出せたら、次に、設問中でどのような点が True/False/Not Given を検証するのに役立つか予想をしていきましょう。
例えば、『Children and Play(子供と遊び)』というタイトルの文で、このような設問が出てきたとします。
Play helps children to improve their language ability. (遊びは、子供の言語能力を向上することが出来る)
このような設問が出てきた際、検証を予測できる部分は主に2つあります。
- improve (遊びで向上)するのか
- language ability (言語能力)なのか
です。
「Play」や「Children」も検証出来るものとして扱えますが、本文のタイトルを考えると、これらは対象外と判断して良いでしょう。
本文を読み、True/False/Not Givenを検証する
設問のキーワードと検証ポイントを確認できたら、いよいよ本文を読み、True/False/Not Given を調べます。
IELTSの問題そのものに書いてある通り、「True」の場合は、設問の内容を肯定することが本文中に書いてあり、「False」の場合は、設問の内容を直接否定する内容が本文中で見つかります。「Not Given」の場合は、文章中からキーワードや似たようなことを話している箇所が見つかっても、設問そのものが正しいかどうか判断出来る内容が見つかりません。
- TRUE:設問の内容を肯定する内容が本文中にある(一致する証拠)
- FALSE:設問の内容を否定する内容が本文中にある(矛盾する証拠)
- NOT GIVEN:設問の内容を肯定・否定する内容が本文中にない(証拠不十分)
FalseとNot Givenの違い
ところが実際に授業をしていると、本文中から設問の箇所のキーワードを抜き出せていて文章の意味もわかっているのに、「False」と「Not Given」が判断できず、間違えてしまう、という生徒さんに出会います。
先ほどと同じ例文を用いて、本文でどのような文が見つかった時に「False」となり、どのような文が見つかった場合に「Not Given」となるかを見ていきましょう。
Falseのとなる本文の例
設問:Play helps children to improve their language ability. 本文:Although people generally think that children develop their language skills by play, there is no evidence to support this view. (一般的に人々は遊びによって子供の言語スキルが上がると考えるが、その考えを支える証拠は無い。)
Falseの場合は、「設問の内容が間違っていますよ」ということが直接本文中で語られてます。
Not Givenとなる本文の例
設問:Play helps children to improve their language ability. 本文:Scientists agree that play helps children to develop their mathematical skills and artistic talents. (科学者たちは、遊びが子供の算数のスキルと芸術的な才能を向上させるのを助ける、というのに賛同します。)
この時に、 language abilityと書いてないから設問は「False」だ、と判断してしまう生徒さんを見かけますが、こちらの本文でわかることはあくまでも「Play(遊び)とmathmatical skills(算数スキル)、artistic talents(芸術的な才能)の関連」であって、ここでは「遊びが言語スキルをあげるかどうか」は、一切判断できません。
3. まとめ
リーディングで頻繁に出題される True/False/Not Given (Yes/No/Not Given) の特徴と解答方法についてまとめてみました。
穴埋め問題などとは違い、実際に本文の内容、英文の正確な理解、というのが求められる問題です。
PlusOnePointのリーディングの授業では、この問題の攻略法について講師がさらに詳しく説明しています。練習している際に解き方でつまずいたり、英文理解で伸び悩んでいる方は是非一度ご相談ください。