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スコアアップのコツ

再採点(リマーク)を積極的に利用するべき!スコアが上がる科目と下がる確率は?

皆さん、こんにちは。PlusOnePointのHibikiです。

IELTSの試験結果を受け取った後、再採点(リマーク)を申請できることはご存じですか?

先日、以下のようなアンケートを実施しました。

その結果、再採点(リマーク)の制度を利用したことがある人は約20%でした。また、全体の20%の人が再採点(リマーク)の制度自体を知らないということが分かりました。

制度を知っている人でも、

「リマークって本当にスコアが上がるの?」
「リマークで逆にスコアが下がることってないの?」

そういった疑問を持っている方も多いかと思います。

今回のブログでは、受験生の権利の一つである再採点(リマーク)の制度について詳しくお話しします。

本記事の内容

  • 1. 再採点(リマーク)の制度は誰でも利用できる
  • 2. 再採点(リマーク)は誰が担当するの?
  • 3. 再採点(リマーク)にかかる費用と期間
  • 4. 再採点(リマーク)の申請に必要なもの
  • 5. 再採点(リマーク)でスコアが上がりやすい科目
  • 6. 再採点(リマーク)でスコアが下がる可能性
  • 7. 再採点(リマーク)の実例と体験談

1. 再採点(リマーク)の制度は誰でも利用できる

再採点(リマーク)の制度は誰でも利用することができる受験生の権利の一つです。正式には、Enquiry on Results (EOR)と呼ばれています。

有料にはなりますが、IELTSの試験結果に不服がある場合にもう一度採点をし直してもらうことができます。

再採点(リマーク)でスコアが上がった場合には全額返金されますが、スコアが変わらなかった場合は返金されません。

2. 再採点(リマーク)は誰が担当するの?

IELTSの再採点は、最初の採点をした試験官とは別の試験官が採点をします。通常は、最初の採点をした試験官よりも上級の(経験の多い)試験官が担当をします。

リマークの採点をする試験官は、オリジナルの試験結果を見ずにバイアスのない状態で採点を行います

試験官もミスをする

確かに、試験官は「採点基準(Band Descriptors)」を元に採点をしていますので、基本的には誰が採点をしても同じスコアになるのが原則です。

しかし、試験官も人間ですので、時には主観が入ることもありますし、ミスをすることもあります。試験官は常日頃から厳しいトレーニングを受けており、2年に1回程度はその能力を確認するため試験も受けていますが、100%パーフェクトな採点をするということは不可能に近いことです。

だからこそ、公平性を維持するためにも再採点(リマーク)の制度が設けられているわけですね。

試験結果のブレ

試験官のネガティブな印象が強いと低めのスコアに出ることは時々あります。特にスピーキングなどでは試験結果が0.5〜1.0程度ブレることは珍しいことではありません

何度も試験を受けている方は経験があるかと思いますが IELTSの試験結果が以前の結果よりもはるかに低いということがあります。

「スピーキングはいつも7.0が取れていたのに、急に6.0に下がった…」

このようなことを、経験したことがあるのではないでしょうか。

試験の結果がぶれるのは、もちろんその時のパフォーマンスが悪かった可能性のほうが高いのですが、IELTS試験官の受ける印象が悪かった可能性もあります。

3. 再採点(リマーク)にかかる費用と期間

リマークにかかる費用は国や主催者によって異なります

消費税の変更に伴い、日本ではリマークの費用が一部変更になりました。

日本(英検) JPY ¥9,000
日本(IDP) JPY ¥11,000
オーストラリア(IDP) AUD $176
カナダ(IDP) CAD $176
イギリス(British Council) EUR €120

※2019年12月18日現在

リマークにかかる期間

リマークにかかる期間は国によって異なりますが、概ね4〜6週間程度となります。

リマークの申請は受験日から6週間以内としているところが多いようですが、例外として、英検(ブリティッシュカウンシル)主催のIELTSでは受験日から39日以内に申請する必要があります。このように、主催者や試験会場により申請の期限が異なりますので上の表のリンクを参考にしてください。

また、試験の結果を受け取った日ではなく、試験を受けた日から起算しますので注意してください。結果を郵送する場合には、到着日で判定されますのでリマークを申請する方は早めに申請をするようにしましょう。

リマークの申請期限を1日でも過ぎた場合は、リマークの申請は受理されません。

4. 再採点(リマーク)の申請に必要なもの

リマークの申請に必要なものは以下の2点です。

  • 申請フォーム(Enquiry on Results Application Form)
  • 試験結果(Test Report Form)

試験結果はオリジナル(原本)を送る必要があります。また、リマーク申請中は元の成績が一時的に無効となります

リマークの結果がでるまでに最大6週間ほどかかりますので、大学などに提出する人は事前に担当者に相談するなどしておきましょう。

申請フォームはどこから手に入れるの?

IDP主催のIELTSではウェブサイトからダウンロードできます。

日本で受験された方は、IDP主催のIELTSの場合、こちらのウェブサイトからダウンロードできます。

英検主催のIELTSの場合は、ウェブサイトに記載されているメールアドレスに問い合わせをして申請フォームを入手する必要があります。

英検主催IELTSではリザルトの提出は不要

フォロワー様から以下の情報をいただきましたので、追記いたします。

英検主催IELTSでリマークを申請する場合は、指定書類と振込を証明する物を郵送するだけでいいようです。

5. 再採点(リマーク)でスコアが上がりやすい科目

再採点(リマーク)でスコアが上がることが最も期待できるのは、ずばりスピーキングとライティングです。

その理由は、どちらの科目も採点に試験官の主観的な要素が入ってくるからです。特にスピーキングは試験官によるスコアの幅が大きいため、再採点申請によって1.0以上あがることも稀ではありません。

ライティングも、スピーキングほどではないものの再採点によって0.5〜1.0程度あがることがあります。

IELTSの結果を出さなければならない最終期限が迫っている方で、ライティングだけ届いていない、あるいはスピーキングだけあと0.5足りない、という方は再採点(リマーク)を申請してみる価値があるかもしれません。

スコアが上がる可能性はどのくらい?

正確な数字は公表されていませんが、再採点(リマーク)を申請してスコアが上がる可能性は経験的に3割前後です。冒頭のアンケートでは9/21の確率(42.9%)でしたので、だいたいあっていそうですね。

この数字を大きいと見るか小さいと見るかは人それぞれですが、実はスコアが上がりやすいレンジ(点数の範囲)があります。これまでの受講生の方のフィードバックを元に考えると、

  • 元のスコアが6.0以下 → スコアが上がる可能性が比較的高い
  • 元のスコアが6.5以上 → スコアが上がる可能性が比較的低い

という傾向があります(あくまで経験則です)。

特に7.0以上のスコアでリマークをして上がったケースはほとんど見たことがありません。過去に筆者自身も3回ほどリマークに出していますが(いずれも元のスコアで全科目7.0以上の状態)、やはり一度もスコアが上がったことはありません。

これは、IELTSの試験官が6.5〜7.0あたりの回答を非常にたくさん見ているために、そのレンジで採点ミスをする可能性が非常に低いためと思われます。

そうはいっても、再採点(リマーク)でライティングで6.0から7.0に上がったケースも経験していますので、やはり後がない人はワンチャンスにかけてみるというのもアリかもしれません。

リスニング・リーディングのスコアは上がる可能性は低い

リスニング・リーディングははっきりとした回答があるため、採点に不備がない限りはスコアはあがりません

リスニング・リーディングの採点は、人間の手で行われています。そのため、正答数のカウントミスなどにより誤ったスコアが提示される可能性が非常に稀にあります。

しかし、過去にリスニング・リーディングのリマークでスコアがあがったケースを聞いたことないので、通常はこのようなことはほとんどないと言っていいでしょう。

6. 再採点(リマーク)でスコアが下がる可能性

「再採点を申請して結果のスコアが下がることはありますか?」

再採点(リマーク)に関して寄せられる最も多い質問の一つです。

結果から言うと、 再採点(リマーク)でスコアが下がることはありません。0%です。

公式サイトを見ても、「再採点によってスコアが下がることはない」とは明記されていませんので、ひょっとしたらリマークでスコアが下がるのではないかと不安になってしまいますよね。

そこで、IELTSを運営するブリティッシュカウンシルに問い合わせをしてみましたので、回答を共有いたします。

Dear Hibiki,

Thank you for your enquiry.

If you undertake an Enquiry on Results, your mark will either increase or remain the same. For further assistance, you will need to contact your test centre who will be able to help you.

I hope this information is helpful.

Kind regards

つまり、「再採点を申請した場合あなたの試験結果は上がるか、そのまま変わらないかのどちらかです。」ということですね。

スコアが下がる確率は0%です。

7. 再採点(リマーク)の実例と体験談

最後に、これまで再採点(リマーク)でスコアが上がった例をご紹介しておきます。

ライティング

ライティングではスコアが上がらずに返却されることも多いですが、上がる場合には0.5あがるケースがほとんどです。稀に、1.0あがったという方もいらっしゃいます。

最も上がったケースでは、スコアが1.5上がったというケースです。オリジナルのライティングスコアが5.5だったテストを再採点(リマーク)に出したところころ、なんと7.0になって返ってきたそうです。

この方は、これで目標スコアを達成し、IELTSを卒業されました。出してみるものですね!

スピーキング

スピーキングは、ライティングよりもスコアが上がる可能性が高い科目です。スピーキングの方が、試験官が感じる印象などによってスコアが変わりやすいためと思われます。

最も上がったケースでは、スコアが1.5上がったというケースです。1.5は比較的稀なケースですが、再採点(リマーク)によりスピーキングのスコアが上がったという話はよく報告を受けますので、スピーキングの採点結果はライティングよりも上がりやすいと言えるでしょう。

リスニング・リーディング

私の知る限りでは、再採点(リマーク)でスコアがあがったケースは遭遇したことがありません

まとめ

IELTSの再採点(リマーク)制度についてまとめました。

試験結果に不服がある場合は、是非再採点(リマーク)の制度を活用してみましょう。

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作成者: Hibiki

大阪大学医学部卒業(麻酔科医)。2012年に渡豪後、当時のIELTS講師であったMikaとともに日本語で学ぶIELTS対策スクールを設立。得意科目はライティング(最高スコア8.0)。過去5回の受験ではいずれも全科目7.0以上と安定した実力を持つ。難しい語彙や文法を駆使するのではなくどの受講生でもテストで再現ができるよう、シンプルなアイデアでありながらもしっかりとしたロジックを意識することで「論理性・明瞭性」のあるエッセイを指導する。苦労を乗り越えた末にライティングで目標スコアを達成できた受講生からの感謝の声は後を絶たない。