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スコアアップのコツ

目標スコア別に見るリスニングのパートごとの必要正答数と復習方法・スペリング対策

皆さん、こんにちは。PlusOnePointのHibikiです。

長くIELTSの勉強をされている方は、ここ数年のIELTSのリスニングの問題は難しくなってきていると感じている方も多いでしょう。また、やや古い公式問題集(過去問)を解いている方は、最近のIELTSリスニングの問題のレベルとのギャップを感じているかもしれません。

今回はスコア別にパートごとに難問の正答数を目指すべきかについてお話ししたいと思います。

※2020年よりセクションからパートに呼称が変更になっています。

本記事の内容

  • 1. 難しくなったのはパート2、パート3
  • 2. 逆に簡単になったパート4
  • 3. リスニングのスコアを少しでもあげるためのコツ
  • 4. パートごとの目標正解数(スコア別)
  • 5. シャドーイングは有効か?
  • 6. リスニングの復習方法
  • 7. IELTSリスニングのスペリング対策

1. 難しくなったのはパート2、パート3

IELTSのリスニングが難しくなったと感じる原因はパート2とパート3です。

問題タイプ別に見ると、

  • 地図
  • 分類問題(classification)
  • 状況判断マッチング

の出題傾向が高く、問題のレベルも難しくなっています。

昔の問題の中には単語だけ聞き取ることで正解できる問題もありましたが、現在のリスニング試験は内容を理解できているかを試す試験にかわったため、よりリスニングの能力を試す試験に近づいたと言えます。

2. 逆に簡単になったパート4

パート2とパート3が難しくなった代わりに、パート4が比較的易しくなったようです。

これまでのような非常に難易度の高い単語を答えさせる問題が減りました。パート2、パート3で失敗したと思っても、最後まで諦めずにパート4で1問でも多く正解できるように頑張りましょう。

パート4は1語の穴埋めとは限らない

パート4は、ONE WORD ONLY(1語穴埋め)が出題されるケースが大変多かったのですが、最近の受験生のフィードバックによると、数回に1回は選択問題などの問題タイプが併存していたり、2語以上の穴埋めが出題されるケースもあるようですので、驚かないようにしましょう。

過去問(公式過去問)のVol.7〜9あたりをお持ちの方は、ONE WORD ONLY(1語穴埋め)以外の形式が出題された問題が掲載されていますので参考にしてみてください。

3. リスニングのスコアを少しでもあげるためのコツ

IELTSリスニングで少しでもスコアを上げるためのコツは、自分が正解するべき問題にしっかり正解することです。

自分が正解するべき問題とは、自分の目標スコアであれば正解しておきたい問題という意味です。

リスニングの試験は40問しかありませんので、1問、2問のミスでスコアが変わってきますので、目標スコアを達成する上では致命的になります。

凡ミスを最小限にする

具体的には、以下に挙げるような凡ミスを最小限(できればゼロ)にすることが、スコアアップのコツになります。

  • スペリングミス
  • 複数のs抜け(またその逆)
  • インストラクションの見落とし

4. パートごとの目標正解数(スコア別)

目標のスコアに応じて、パートごとに難問の正答数を目指すべきかをしっかり念頭に入れておきましょう。

特定のセクションでまとめて失点をしていてスコアメイクに苦しんでいる場合には、苦手な問題タイプについてしっかりと対策をしておきましょう。

スコア 合計 P1 P2 P3 P4
7.0 30+ 8 7 7 8
6.5 26+ 8 6 6 7
6.0 23+ 8 5 5 5
5.5 18+ 8 3 3 4
5.0 16+ 7 3 3 3

例えば、7.0を目指す人であれば、パート1とパート4では8問以上、パート 2とパート3では7問以上を目指しましょう。

6.0を目指す人であれば、パート1では8問以上、パート2〜4ではそれぞれ5問以上を目指しましょう。

このようにパートごとに目標とする正答数を頭に入れておくと、復習の際にどこで失点をしているのかが明確になります。

5. シャドーイングは有効か?

よくいただく質問ですが、初級〜中級レベルの学習者にとってはシャドーイングはそれほど有効ではないと考えたほうがいいでしょう。

シャドーイング(Shadowing)とは、スクリプトなどを見ながら聞こえてくる音に合わせて同じスピードで追いかけながら読む方法で、同時通訳者が訓練のために使うような非常に高度な学習方法です。

もちろん、リスニング力強化という点で効果がないわけではないですが、IELTS学習者にとってはどちらかというとスピーキングの強化につながります(英語のイントネーションをそのまま真似ることで自然な発音を身につけることができます)。

6. リスニングの復習方法

リスニング復習方法は、正答数のギャップを埋めることにフォーカスしましょう。

パートごとの必要正答数と見比べながら、次の3点にしっかりフォーカスをして復習をしましょう。

  • どの問題だったら取れそうだったのか?
  • その問題はなぜ取れなかったのか
  • 凡ミスはなかったか?

7. スペリング対策

IELTSのリスニングではスペリングで失点をしないようにしましょう。

スペリングで失点をしないための対策は、

  • 過去問の回答リストものは必ず書けるにしておく
  • 普段からスペリングを意識する

この2点です。

リスニングのスペリングは繰り返しの同じものが出題されています。少なくとも過去問で出題されているものは絶対に書けるようになっておきましょう。

また、基本的には上位5,000語から出題されますので、普段のリーディングなどでもスペリングを意識する習慣を付けておき、間違えそうなものはリストアップをしておきましょう。

8. ペースを決めて練習を続ける

ライティング・スピーキングに比べて、リスニング・リーディングは勉強が後回しになりがちです。

その結果、「ライティングでは目標スコアが取れたのに、リスニングで失敗した」ということになりかねません。

しっかりとペースを決めて、理想的には週に2〜3セット(1セットが1回分の試験)、最低でも週に1セット(1回分)の問題は解いておきたいところです。

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作成者: Hibiki

大阪大学医学部卒業(麻酔科医)。2012年に渡豪後、当時のIELTS講師であったMikaとともに日本語で学ぶIELTS対策スクールを設立。得意科目はライティング(最高スコア8.0)。過去5回の受験ではいずれも全科目7.0以上と安定した実力を持つ。難しい語彙や文法を駆使するのではなくどの受講生でもテストで再現ができるよう、シンプルなアイデアでありながらもしっかりとしたロジックを意識することで「論理性・明瞭性」のあるエッセイを指導する。苦労を乗り越えた末にライティングで目標スコアを達成できた受講生からの感謝の声は後を絶たない。